スタイル | Style-free |
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施工場所 | 茨城県日立市 |
コンセプト | 住宅街で店舗併用のサロンをお考えだったお施主様。周りからの視線と宣伝をしない上質な空間をどう表現するか悩んでおりました。敷地の面積を有効活用する為、駐車スペースを最大限設け、あまり店舗っぽくなりすぎないような外観としながらも、しっかりと目で見て分かる様、印象深い外観と異素材を組み合わせて存在感を出した。 店舗とプライベートの共用の玄関は、ガラスだけで仕上げ、造作の大型扉で中の視線を切る形とした事で、箱と箱をガラスでつないだような外観となった。サロンと住宅の間に中庭を設けた事で、お客様がいらっしゃる時には、店舗側のくつろぎの空間として、お客様がいらっしゃらない場合には、プライベートの癒しの空間として活用度があがる。 真ん中に配置した中庭はもとより、居室部分の窓にも十分配慮し、ひな壇造成の分譲地ながら、近隣からの視線は全く気にならないようにした。 |
担当者 コメント |
渡邉 孝光 取締役
柔軟性あるお考えのご夫婦だからこそ実現できた住まい。店舗併用のお住いの場合、トイレや玄関等は別に設けたいというご要望が多いのが普通だが、建物としての一体感や無駄を無くす為に共用部分を増やす事で、まとまりある建物に仕上がった。外観は、一見ガルバリウムとレッドシダーの組み合わせに見えるかもしれないが、実は、ガルバリウムは斜め貼りとし、つなぎ目を無いように施工。海風により巻き込むような風が吹く地域だけに自然と汚れが雨で流れ落ちるように施工した。敷居を高くしすぎたくないというご要望から、家具も出来るだけカジュアルにし、お客様の気持ちを考えるお施主様だからこそ実現できたお住いです。共用部分が多いからきちんと掃除しなくちゃならないから・・・と笑いながらおっしゃるお施主様のお住いは確かにいつもきちんとしている。色々学ばせて頂いた思い出の建物です。